「働き方」カテゴリ アーカイブ

pc_hand.jpg私だけでなくスタッフも、
KAYAHATは、
スタッフ各々が、それぞれの人生にあわせて
働き方を決められるようにするほうが、
仕事のパフォーマンスが上がるのではないか?と、考えています。

もちろん、いろんな個性・考え方がありますので、一概には言えません。
しかし、どうしても自分の意思ではいわゆる一般的な会社員の形態がとれない、
生活スタイルも変えられない、という状況が存在します。

例えば、出産、子育て、介護、病気、等です。

私自身の経験から、スタッフにも以下のような条件で働いでいただきました。
必ず毎日仕事場に通うの必要はなく
納期を守ってきっちり仕事を納品してくれればOK、
コミュニケーションを営業時間内に必ず取れるようにしてくれればOK
まるで外部スタッフですが・・・。
何をもって会社としての結びつき、一体感が得られるのか?帰属意識が生まれるのか?
一番工夫したのはこの点です。これは後述します。

なんだかんだと、この働き方をスタートさせてから、10年経ちました。
これは"テレワーク"に相当するのかどうか? 管理するのは正直大変であり、
実際は雇用保険と労働保険を適用するのも一苦労なので、仕組みとして成立するには
まだまだ、これからなのだろうと思います。

この働き方を10年以上実施した感想を、当の本人から聞きました。

メリット:
・どれだけ遠くても一緒に仕事ができる。
・通勤の労力、時間、交通費が不要。
・通勤時間が無く、その分の時間も仕事ができる。
・時間制限なく一日中 仕事ができる。(←デメリットも有り?)
・自分の一番集中できる方法で仕事ができる。
・今の時代は、テレワークに便利なツールがそろっている。
・ネット(Skype や LINE)でリアルタイムに打合せができる。
・電話だと、先方の都合が悪い時があるが、ChatWorkやメールでは、  相手の都合がわからなくてもメッセージを残せる。
・体調管理しやすい。
・よほど重病でない限り、体調が悪くても仕事ができる。(←デメリットも有り?)
・ペットの面倒(介護も!)が見れる。
・家事と両立しやすい。
・服やメイクにお金も時間もかからない。  (※平日はラフな格好&ノーメイクなので、人前やWEBカメラに出られません。)

デメリット:
・時間制限なく一日中 仕事ができる。(←メリットの方が大きいです)
・よほど重病でない限り、体調が悪くても仕事ができる。(←メリットの方が大きいです)
・休日も仕事をしてしまう。
・設備や環境が自前なので貧弱になりやすい。
・データの消失やセキュリティが心配。(PCウィルス、PCやHDの故障、泥棒、災害などで。)

事実、彼女には、介護のときも、
ご自身のガンの闘病時にも(決して無理させたわけではなく!)働いていただくことが出来ました。
当人の手術後1年は、さすがに私も頼みづらかったのですが、
逆に"お仕事を下さい"と云われ、

それでは、と
かなり量を少なく
責任と負担のないものをお願いしました。

(その間、穴を埋めてくれたのは、外部スタッフの方々です。
本当に有り難いです。感謝です!)

その後、2〜3年かけて復帰してくれたときは、本当に嬉しかった〜。

今では技術もスピードもパワーアップし、
非常に頼りになる、当社になくてはならない存在です!

但しテレワークは、だれでも簡単に一定レベルを保って仕事が出来る・・・・
とは、ちょっと思えません。

自分を律する真面目さと、
仲間がいないところで仕事への情熱を維持し続ける情報収集力、精神力。

これがなければ、あっというまに仕事の質もスピードも落ちていきます。
きっと。

これが出来てるうちのスタッフ、
実はかなりの人間力の持ち主ではないだろうか?
と、考えるこの頃です。


「働き方改革」が政府から発信されたのは昨年。
当社は、そもそも自分たちの人生に
働き方のほうを合わせるためにスタートしました。

*   *   *   *   *   *   *   *   *   

男女問わず、結婚、出産、育児、病気、介護、障害、
その他いろんな要因で人それぞれライフスタイルが違います。

生きていく中で変化もします。その変化の中で、
どうやって自分の職業を変えることなく働き続けるか?

政府の対応を待っていては、、、ね、
ということで、
その時々に合わせて働き方を変えるには
自分で仕事環境を作るしかありません。

まず、ルールを決めました。

1)何があっても仕事の納期は守る。
2)できない納期を設定しない。
3)約束した事を違えない。
4)できない約束は、しない。
5)毎回、自分の中で最高の物を提供していく。
6)どこで仕事をするのかにかかわらず、仕事は一流を目指す。
7)最高の物を提供するだけの時間と熱意(魅力?)のあるものを仕事の条件とする。
8)自分のライフスタイルを仕事に浸食させない。

この中でも必死で死守したのは1)3)6)。
1)3)は信用形成の基本。
そして、6)は、職業形成、自己実現の基本。

会社員時代から感じていたのですが、
良いアイデアは喫茶店とか、休憩室のベンチとか、
公園を歩いている時、おしゃれな雑貨店にいるとき、
そんなときに浮かびます。
決して社内の事務机の上では浮かびませんでした。

だから、どこでも仕事はできる、と、考えていたのです。

・・・「働き方をそれぞれの人生に合わせるーその2」へ続く・・・



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